
当院のインプラントシステム
について
インプラントはきちっと成功すれば非常にいい治療なのです。
なぜか。歯を失った場合の治療法として、
- インプラント
- 義歯
- ブリッジ
と3つの治療法があります。
治療法 | 咀嚼能率 (よく噛めるかどうか) |
周りの歯への影響 (隣の歯などに負担がかかるか) |
見た目の美しさ |
---|---|---|---|
インプラント | 天然歯と遜色ない咀嚼能率 | インプラントがしっかりしていると周りの歯を支えることさえある | 良好 |
義歯 | 天然歯に比べ3分の1程度の咀嚼能率 | バネをかけた歯の寿命が縮み、隣の歯も失うことに | 銀色のバネがみえて入れ歯をしていることがわかる |
ブリッジ | 天然歯に比べ3分の2程度の咀嚼能率 | 支台歯に加重な負担があり、寿命が短くその歯も失いやすい | 銀歯になると非常に見た目が悪い |
このようにインプラントは他の治療法に比べると決定的に有利です。欠点は費用が高いことと、時間がかかるということです。
歯は全身の健康にとって非常に重要であることが証明されています。あなたにとって健康が最も大事ではないですか?健康のために、また美味しく食事を採るためにインプラントは費用より価値のあるものです。当院のインプラントは保障制度があり、ちゃんと機能し美味しく噛んでいただいております。
1995年に初めてステリオス・インプラントの認定を受けて以来着実に技術の向上、症例増加させております。他院で、困難であるとか骨が少なく難しいと敬遠された方はぜひ1度ご相談ください。上顎の上顎洞に近接した症例は特に多く、サイナスリフトを行いつつ同時埋入を得意としております。 また、歯周病や根尖病巣により保存不可能な歯を抜歯と同時にインプラントを埋める即時埋入法も最近増加しています。
歯の移植
実は歯を入れるには上記の3つしかないわけではなく、そのほかに歯の移植、歯の再生があります。歯の移植には、自家移植と他家移植があります。自家移植するには、ご自分の口の中に親知らずなどの健全でかつ、余分と思われる歯が残っていなければできません。成功率はインプラントに比べてかなり低いとおもわれます。もしこの方法をお望みの方はぜひやらせてください。費用はインプラントとほぼ同額です。
他家移植とは、家族や兄弟から余分な歯をいただいて欠損部位に移植することです。生体拒絶反応が低ければ可能かもしれません。歯の再生は現在研究中でヒトの口では行われていません。あと10年?早くできるようになればいいと思います。ですが現実的ではありません。
インプラントのメリット・デメリット
-
メリット
- きちんと手入れさえできていれば一生もつと思われます
- 噛む力が強く、自分の歯と同じ感覚がある
- 見た目が美しい
- あごの骨が痩せにくい
- お手入れが簡単である
- 隣在歯を傷つけずに補綴可能である
-
デメリット
- 埋め込むための手術が必要
- 糖尿病など全身疾患があるとできない場合がある
- 治療日数が数か月かかる場合がある
- 治療費が高額になる
インプラントの最大のメリットは、”天然歯に近い噛み心地”。従来、入れ歯では食べづらかった おせんべい・イカ・タコなども、食べることができます。カケラを詰まらせる心配もないので、あの嫌な痛みもありません。
また、部分入れ歯やブリッジのように、他の健康な歯を削る必要もありません。普段と同じように歯を磨いておけば、口臭に悩まされることもありません。見た目も美しいので、人前でしゃべる時も相手を気にしなくて済みます。
インプラントはこんな方に向いています
- これ以上歯を失いたくない方
- しっかり噛みたい方
- 何度入れ歯を作り直しても違和感がある方
- 入れ歯が動いてよく噛めない方
- 入れ歯のせいで発音に不便を感じる方
- 入れ歯に抵抗を感じる方
- 治療のために残っている歯を削りたくない方
- バネが見えて入れ歯であることがわかってしまうのが嫌
- 年齢より若く見られたい
症例
概要

術前

術後
年代 | 50代 |
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性別 | 女性 |
治療内容 | 残存歯すべてが歯周病と齲蝕のため保存不可能となり抜歯後インプラント9本を埋入 |
治療回数 | 週1回の通院で約1年半 |
治療費 | 約280万円 ※その他、3か月に1度メンテナンスで5,000円程度 |
デメリット | 治療日数が数か月かかる場合がある 治療費が高額になる |
さらに症例を見たい方は、インプラント治療症例をご覧ください。
※ 治療の効果には個人差があります。
当院で使用しているインプラントについて

デンティンインプラントテクノロジー社とインプラネット社の2社を多く使用しています。その理由は、
- ヨーロッパでのシェアが高い
- 製品精度が高い
- シンプルな構造でトラブルが起きにくい
- 非常に多くのパーツがありますが互換性がよく部品の交換が容易
- あらゆる症例に対応できる汎用性
- メンテナンス性がよい
などの理由で使用しています。宣伝費などに費用をかけていないので安価、結果的に患者さんの部品価格も安価。
国産インプラントで京セラメディカルのPOIEXシリーズも使用しています。国産のインプラントでは、最も歴史の長いインプラントです。すでに30年以上、臨床で使われています。現在、年間約2万本以上が使用されています。国産なので日本人の顎の大きさに合うように作られています。誰もが知っている京セラがバックボーンなので、製品の供給が安定し・すばやい対応・国内の厳しい製品管理が行き届いて安心して使えるメーカー品です。
インプラントを安全に行うための工夫
インプラントを安全に行うための工夫を紹介するビデオを作成しました。是非ご覧ください。
インプラントの保証期間

私たちが行っているインプラント治療は、高い成功率を誇っております。患者さまからは満足の声を頂いております。しかし、万が一、あなたのインプラントに支障をきたしてしまったら……。そんなときも、どうぞご安心ください。私たちは、皆様に安心できるインプラントをご利用していただくために、治療後3年間の保証をお約束しています。
ただ、これにはひとつだけお願いがあります。
それは、6ヵ月に一度の定期健診をしっかり受けていただくこと。
とはいえ、まずは支障をきたさないように。
私たちは、ずっと先のことを考えたインプラント治療を行います。
※ インプラントを長持ちさせるには、当院独自の口腔内除菌歯周病治療と付随するメンテナンスが大切です。
他院さまで「インプラントはできない」と言われた方へ

インプラントが可能か・不可能かの判断材料のひとつは骨の量が十分にあるかどうかなのです。各インプラント会社の推奨する一定量の骨の量に満たない場合は、手術ができないと判断され敬遠されます。しかし、最新の素材・手術などを用いれば、十分インプラント治療は可能です。
当院では、歯を支える骨を増やす【骨移植・骨再生誘導療法】と呼ばれる治療によって、インプラント治療を行える状態にすることができます。私が日ごろ行っているオステオトミーは骨が細い症例で本領を発揮します。つまりドリルで削ると骨はさらに無くなってしまうので、削るのではなく押して広げることで隙間を作り周りの骨を盛り上げる結果、骨の量が増えることになります。他院さまで断られた方も、ぜひご相談ください。
インプラントの治療料金について
当院でのインプラント手術から最終的に歯が入るまでのトータル費用は、1本あたり平均375,000円程度です。本数や部位の組み合わせにより増減します。インプラントの治療費は医療費控除の適用になりますので、医療費控除の利用で、かなり負担額が違ってきます。
詳しくはインプラント治療の料金をご覧ください。