“当院独自”の歯周病菌の除菌治療

全身疾患に発展することもある歯周病。当院では、歯周病治療を目的にした独自の治療プログラムをご用意しております。このプログラムの特徴は、高い治療効果。歯周病の根本原因である歯周病菌を口腔内より除菌するからです。プログラムのなかには、大学病院などで行われている歯周病治療を取り入れました。

もちろん、痛みはありません。また、短期間で終わることも大きなメリットです。最短で2回。中等度に進行した歯周炎でも、4~6回の治療回数でほとんどが終了します。

このプログラムは、開院以来20数年、少しずつ積み上げてきた歯周病の治療・研究の集大成です。実際、多くの患者さまが明るい笑顔を取り戻しております。

  • ※このプログラムは、保険治療ではなく、自費治療となっております。
  • ※糖尿病など全身疾患があったり、重度の歯周炎の場合は5~7回の通院になることがあります。
  • ※歯周病治療プログラムでは、すべての患者さまの症状に応じて適用していきます。患者さまごとに多少の内容は変わりますが、必ずすべての治療が必要です。どれひとつ省略しても完全治癒は望めません。普段のお手入れ、即ちプラークコントロールなど、患者さまのご協力が必要です。

治療の流れ

  1. 初診
    各種検査を行い、その結果で診断、治療計画をたて口腔内除菌内科療法を始めます。患者さまご自身でプラークコントロールができるよう指導します。
    【検査内容】口腔内診査、基本検査、歯周病菌顕微鏡検査、X-線検査、OP検査、PCR法細菌検査
  2. 2回目の来院(約5~7日後)
    除菌状態を検査、目標とする数まで除菌ができていれば、歯肉縁上歯石の除去、歯肉縁下歯石やプラークなどの除去を行います。また、薬物局所配送療法を行ったり、かみ合わせ調整、暫間固定を行います。3DSのための型取りを行います。
  3. 3回目の来院(約1~7日後)
    3DSを開始し、歯周組織がある程度改善するまでスケーリング、デブライドメント・薬物局所配送療法を続けます。
  4. 4回目の来院(約7日後)
    3DS開始1週間後に再度評価検査を行い歯周組織が改善され、3DSとプラークコントロールだけでいいとなればひとまず通院は終了します。

メンテナンスについて

メンテナンスは1~3か月に一度は必要です。メンテナンス時に治療効果の判定とその後の自宅での療養方針を決定し、歯石除去などの必要な処置を行います。

治療費について

口腔内除菌歯周病治療システムは自費治療となります。とはいえ、この治療を保険治療の歯周病治療よりも、短期間で行います。通院回数が減るので、結果的に保険治療とほぼ同額となるケースが多いです。

主な4つの治療方法

当院では、主に4つの治療をシステムで行い、軽度から重度まで症状に応じた治療計画で治療予防します。約4万円~6万円程度かかります。

口腔内除菌内科療法

口腔内除菌内科療法は当院オリジナルプログラムの2本柱のひとつ。従来の歯周病治療に比べて非常に治療効果が高い治療です。また、外科的な処理を行わないので痛くなく、患者さんの負担が少ないというメリットがあります。「国際歯周内科学研究会」の提唱する歯周内科治療を基軸としています。さらに、個々の患者さんの症例にあわせて、いくつかの療法を追加することで治療効果の向上をはかっています。

治療内容

  • 歯周ポケット検査
  • 内服薬剤、抗菌剤
  • 歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロス
  • 特殊うがい薬

※目的とする除菌状態が得られるまでの指導料などすべて含む。

料金

口腔内除菌内科療法 19,800円/通常1回

3DS

歯周病治療を本格的に行っている大学病院や専門医の間で優れた除菌方法と言われています。除菌内科療法とともに歯周治療システムを構成するメインプログラムです。セルフメディケーションであり、セルフケアーを容易にするプログラムです。これなくしては歯周病治療はありえません。

治療内容

  • 除菌達成検査
  • 治療計画
  • 患者さんに適したプラークコントロール指導

料金

3DS 26,000円

※マウストレーのセットと1~2か月分の薬剤が含まれます。ご自宅で行っていただきます。セルフメディケーションです。

LocalDrugDeliverySystem(薬物局所配送療法)と根面デブライドメント・スケーリング

LocalDrugDeliverySystem(薬物局所配送療法)

歯周ポケット深部の細菌群などを取り除くには、ブラッシングやスケーリングといった機械的な方法もあります。しかし、私たちはそれだけでは不十分だと考えます。これには、薬剤を直接投与することがいちばん効果的です。副作用がほとんどなく確実に効果のある薬剤(ミノサイクリン塩酸塩のマイクロカプセル)をポケット深部に注入します。薬が滞留し徐放することで長時間にわたり薬剤効果があり、薬が効きにくい細菌にも効果があります。
同じ理由で、当院ではテトラサイクリン系ではない複合薬剤を開発し歯周組織に注入しています。これらの薬剤は副作用の報告がなく薬剤耐性菌出現の危険がありません。

根面デブライドメント・スケーリング

歯周病を治療するには、歯に付着する歯石・プラークの除去が必要です。以前の歯周病治療においてはセメント質を必要以上に削り取っていました。しかし、当院では歯をあまり傷つけたくないという理由から、過度なセメント質の削除はおこないません。歯肉縁下の根面に付着している細菌、ポケット内で浮遊している細菌、上皮内面に付着または進入している細菌だけを除去することを目標に、何度も回数を分け、初めは控えめに除去していきます。この時、歯石やバイオフィルムの除去を行います。もし除菌せずに深い部位の歯石除去を行って出血すると毛細血管が破れ、その刺激で歯周病菌とその毒素が血管から進入し血小板凝集から血栓形成を起こし、血栓が脳、心臓などの血管に梗塞を起こす可能性があります。
また、進入した毒素は免疫系を介してあらゆる疾患に飛散する可能性があります。そこで除菌の必要性があるのです。

料金

LocalDrugDeliverySystem(薬物局所配送療法)と根面デブライドメント・スケーリング 3,000~5,000円

※通常1週間1回通院で2~4回で終わります。

※症状、進行度によって個人差があります。

メンテナンス

歯周病は糖尿病やメタボリックシンドロームと同じ生活習慣病の側面があります。一度発症してしまうと、簡単な処置だけで完全に治るということはありません。一生メンテナンスしながら付き合わなければならない病気です。
また、歯周病は、再感染の危険・再発・悪化する可能性があります。悪化しても自覚症状は、ほとんどありません。ですから、当院の予防プログラムは、治療が完了すれば終わりというわけではありません。1~3か月での定期的なメンテナンスで、必要に応じて細菌の検査、歯周ポケットの観察を行い再発、悪化を防ぐ対応をいたします。

料金

天然歯 保険適用(3割の場合) 2,500~5,000円
すべての歯がインプラントの場合(1本も天然歯がない場合) 6,600円

※通常3か月に1回来院していただきより良い状態を維持できるようあらゆる努力をいたします。

症例

概要

長年にわたり歯茎からの出血・口臭に悩まされてきて、最近は数本の歯がぐらついてきてしっかりかめなくなってきたとの主訴で来院されました。検査の結果、歯周病菌トレポネーマデンティコーラが非常に増えていました。口腔内除菌治療ののち、3DSによるセルフケアを継続的に行っていただいています。根面デブライドメントを3回ほど行った後は、歯周病菌がほぼ完全に出現せず、歯周ポケットは2~3mmに改善されています。

術前
術後
年代 50代
性別 女性
治療内容 口腔内除菌療法、3DS、PDT
治療回数 4回
治療費 メンテナンス(2・3ヶ月に一度)4,000~5,000円
デメリット 保険適用外のため自費診療

術後の写真は4回目来院時です。歯肉が引き締まり充血もなくなりました。口臭が消えて爽快だそうです。今後、メンテナンスで良い状態をキープできるようにしていきます。

※治療の効果には個人差があります。

歯周病治療に最善の努力を約束します

歯周病は、糖尿病と同じく患者さん御自身のお手入れなど協力が必要な生活習慣病と考えられます。これをしっかりと守り、スタッフと一緒に努力していただければ必ず治る病気です。結果を出すように最善の努力を約束します。一生自分の歯で噛むことができます。

エアフローを行っています

エアフローは、微粒子パウダーとジェット水流を噴射し、歯の着色汚れや、虫歯・歯周病の元凶である「バイオフィルム(細菌の塊)」を効率的に除去する処置です。定期的に受けることで歯肉炎や歯周炎のリスクを抑え、清潔で健康なお口の状態を長く維持できます。

エアフロー

唾液検査を行っています

「なぜ毎日磨いても虫歯になるの?」
その答えを、痛みなく数分で可視化するのが「唾液検査」です。リスクを数値で知ることで、あなたに最適な予防プランを提案。データに基づいたオーダーメイドのケアで、一生健康な歯を守る第一歩を始めませんか?

唾液検査(お口の健康診断)